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#青いぜ五島列島
五島灘に浮かぶこの2つの島は、
かつては捕鯨で栄え、
現在は長崎県内で随一の漁獲高を誇る
イセエビ漁が盛んな漁業の島。
佐世保港から1日1往復のフェリーのみで
結ばれる小さな島ゆえに出逢える自然と文化。
手付かずの美しい自然の風景と青く純粋な海を体験しよう。
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浜一面の小石は江島特有の岩石が風化し、荒波の摩擦で削られ丸く平らになったもの。水に濡れると真っ黒になり、まるで碁石の様である。この浜は島の西側に位置し“西の小浦”とも呼ばれており、絶景の夕景を望む。
平成のはじめ頃まで石切り場として栄えた平島。かつて島の男たちはほとんどが漁師か石切り場で働いていた。ここで切り出された石材は、長崎オランダ坂の石畳にも使われている。
阿弥陀如来を本尊とする寺。江島の一日は、毎朝この寺の総代が打ち鳴らす鐘の音ではじまる。また、昔、防風林として植えられたため島内でよく見られるアコウの樹だが、境内には他を圧倒する巨大なアコウ樹が鎮座している。
2017年3月に空き家を改装してオープンしたグリーンツーリズム体験民宿。江島の素朴で美しい自然の魅力を伝えるために島に移住した女将が、「羊とブルーベリーの島」にするために山を切り開いて造った牧場では現在9頭の羊が走り回っており、今後は羊の毛狩りやブルーベリーを使った染色等、さまざまな体験を企画している。
砂岩でできた浜。波の侵食によって作り上げられた造形的な岩肌が特徴的で面白みのある風景。夏は島の人々が集まってバーベキューを楽しんだり子どもたちが浜遊びをするなど、平島の人々の憩いの場のひとつ。
毎年9月(旧暦の8月15日前後)に2日間に渡って行われる八幡神社の例祭。お宮に神様を送り迎えする際には顔を白く塗り、豊穣を感謝して笛や太鼓の音楽を演奏しながら賑やかに行進する浮立(ふりゅう)が奉納される。中でも代表が受け持つ大役である薙刀使いの「エイヤー」が魅力的。
毎年1月7日に行われる、木や竹を燃やして悪霊(鬼)を追い払う祭。残り火で焼いた餅を食べると、その一年病気をしないと言われている正月行事。
大きな数珠に見立てた約30mの大縄を「南無阿弥陀仏」が訛ったと言われる「ナーマイドー」を唱えながら引き摺り回し、村で起こった様々な災いを集め、無病息災を祈って最後は海に流す。毎年7月に行われ、県指定の無形民族文化財となっている祭。
昔は各家庭で醤油を作っていた江島だが、今や島で唯一。「江島の味を残していきたい」という思いで、大豆の栽培から瓶詰めまですべて手作業で進められ、添加物は一切使用せず丁寧に作り続けている。透き通った上品な琥珀色で、素材を引き立てる自然の風味はどんな料理にもよく合う島の自慢の逸品。
五島灘の海流に揉まれて育った平島のイセエビは、その大きさで有名。その多くが1kgを超える大物、なかには2kgを超えるものもある。漁獲量・質ともに県内トップレベルで引き締まった身の甘さと新鮮でぷりぷりとした歯ごたえをぜひとも味わっていただきたい。