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#青いぜ五島列島
五島には“⽇本⼀美しい”と言われるビーチがある。
白砂の輝きとどこまで透き通る青い海。
南国の賑やかさとは違う、どこか懐かしい自然のままの青い風景。
その美しい海の恵みである新鮮な魚介類を堪能できることはもちろん、
この島をあなどることなかれ。
ご当地ブランド・五島牛に五島豚、そして焼酎とワイン、
思った以上に豊かな食文化があるのだ。
さらには全身で感じる大地の恵み、天然温泉。
こんなにも身近に極上の贅沢が待っている。
そしてこの島の贅沢は気負うところがなく自然体で寛ぐことができるのが最大の魅力。
素朴な人たちや風景、のどかな空気に心も体も解きほぐされ、満たされていくのだ。
「充実のリラックスアイランド・五島」を体験しよう。
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「日本の渚100選」・「快水浴場100選」に名を挙げる、全国的にも有名な、白砂の遠浅が続くコバルトブルーのビーチ。透明度が高く清らかな青い海の前に立てば、“日本一美しい”と称されることに疑う余地もない、心洗われる絶景が広がる。近くの魚藍観音展望所からの眺望は、入り江から後方の丘陵地までゆるやかに続く美しいグラデーションと曲線の重なり合う光景、自然の織りなすその美しさに心奪われる。また山の向こうに広がる頓泊海水浴場も高浜に引けを取らない美しさだが、こぢんまりしていてより地元感あふれる素朴なビーチだ。共に休憩所、更衣室、シャワー有り。
全面に青々とした芝生が茂る、まあるい臼状の美しい火山。標高315m。市街地から近く、展望公園のすぐ下まで車で行くことが可能なので、水平線を望む朝日や夕陽スポットとして、また晴れた日はピクニック気分で気軽に訪れてみよう。ハイキングコースもなだらかで歩きやすいので、火口まで登ってみるのもオススメ。ここでは“ペレーの涙”というハワイ島の火山に住む女神の名前の珍しいガラス質の火山涙が産出されている。日本ではごく一部の火山でしか見られない稀少なもので、県の天然記念物に指定されている。眼下には市街地、遠くは上五島まで一望できるこの場所で、清々しい風に吹かれながらのんびり過ごせばいつの間にかパワーチャージ完了。
海に囲まれて静かな夜が訪れる五島。街は近いがその明かりや喧騒に邪魔されることもなく、空気も澄んでるという最適な立地条件を活かして「美しい宇宙を観てほしい」という思いからオープンした天文台。日本本土最西端にあるため、関東や関西地方では観ることのできない星も観賞することができ、九州でも有数の口径60cmのニュートン式反射望遠鏡で迫力ある星空が楽しめる。天体の映像ソフトを使っての解説を聞きながら実際に自分の目に映る宇宙は、これまでよりも圧倒的に親近感を覚えワクワクする。流星群や月食など天体イベント時の観測は特にオススメ。また満月の明るさに他の星が霞んでしまうので、月が欠けている時の方が星は見えやすいそう。ただしまずは天気の良い日・風がないことなど好条件が揃うかどうか、運次第。
福江島の最西端、九州本土で最後に夕陽が沈む場所。荒々しい東シナ海に突き出す圧巻の断崖絶壁と、そこに立つ日本屈指の光の到達度を誇る頼もしい灯台の風景は「日本の夕陽100選」と「日本の灯台50選」に選出されている。日中は青い海と山肌の緑、そして白い灯台のコントラストが力強い美しさを見せる。展望台からは、入り組んだ地形の全貌と岬の突端にポツリと建つ灯台のなんともドラマチックな風景を見渡せる。また灯台までは遊歩道が整備されている。自分の存在がちっぽけに思えてしまう、高さ150mにもなる壮絶な断崖と迫力満点の大パノラマは一見の価値あり。往復1時間程度、高低差のある道のりではあるが、西海国立公園の中でも特別地域に指定される程の比類なき景観を体感しにいこう。夕陽が落ちてしまうまで灯台にいる場合は、帰り道を照らすライトを持っていくことを忘れずに。
入り江を見下ろす小高い丘の上に立つその景色全体が美しい白亜の教会。木造建築としては最大規模のもの。男手が足りない戦時中に建造されたため、女性たちがミナという貝殻を焼いてつくった漆喰が使用されている。内部は曲線が美しい天井と淡い色の柱やステンドグラスなど装飾も女性的なたおやかさがあり、教会ならではの静かな緊張感と優しさが折り合う空間となっている。その輝く白い色が目立ちすぎたため戦時中はコールタールで黒く塗られていたが、戦後には削ぎ落とされ今はまた美しい白い姿を見ることができる。教会建築の名工・鉄川与助による設計・施工。
唐から帰途についた空海がこの寺に籠もり、明け方に輝く明星にちなんで名付けたと伝えられている。本堂格子天井の121枚の仏教画は、狩野派の筆で極彩色の異国の花鳥が多く描かれていて美しく、見応えがある。文化庁認定の日本遺産及び県指定の有形文化財。護摩堂には飛鳥時代の作、国指定重要文化財の銅造如来立像などが安置されている。また島の反対(西)側には空海が日本で初めて真言密教の講釈を行った寺として“西の高野山”の異名を持つ大宝寺がある。長崎といえばキリシタンのイメージが強いが、遣唐使時代に日本最後の寄港地であった五島は、空海らが持ち帰った仏教文化を語る上でも重要な地。2つの宗教文化を包括した奥深さがある島だ。
鬼岳の中腹の位置する、五島の魅力いっぱいの上質なリゾート。鬼岳の麓・地下1,000mから汲み上げる鉄分を多く含む鬼岳温泉は、女性に嬉しい美容効果がたっぷり。島特産の天然椿オイルを使ったエステでは日常からの解放とくつろぎを。陶芸体験で思い出の品を自分の手で作ってみるのもいい。2014年4月に長崎県下初のワイナリーとして誕生した五島ワイナリーは、地元で栽培される葡萄を使って生産される“祝福のワイン”の見学や試飲もできる。ワイナリーのテラスや4つのレストランでは、島育ちの旬の食材とワインの見事なマリアージュに喜びの鐘の音も鳴り響くだろう。遊んで、食べて、癒やされて、施設内で1日のすべてを完結させることができるので移動の必要もなく、昼間からゆったりとお酒を楽しめるのも醍醐味。
福江島からさらに離島へと渡り、キリスト教の史跡を訪ねよう。久賀島と奈留島は2018年7月に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある島。島全体が重要文化的景観に認定される久賀島には「旧五輪教会堂」がある。老朽化による建て替えで取り壊される寸前だった教会が、島内の仏教徒の助言で保存されて今に残り、木造教会建築の初期の代表作として国の重要文化財に指定されている。この集落は今でも車で行くことができず、10分ほどの山道散策でようやく辿り着ける。また奈留島の「江上天主堂」は鉄川与助の代表作で、小ぢんまりとしながらも完成度の高い木造建築の教会。クリーム色の外壁にブルーの窓枠、内装も柱の木目模様とステンドグラスの花模様は手描きされていて、全体的に愛らしい印象を放つ、国指定の重要文化財。ツアーの詳細は主催の「五島市観光協会」へお問い合わせを。
天然植物オイルの中で最も人の皮脂成分に近く体に優しい椿オイル。さらにご当地ならではの非加熱オイルは、熱処理したものに比べてさらさらで浸透力が高く、高い保湿力でしっとり感を長時間キープしてくれる。肌なじみの良い天然の椿オイルを使ったマッサージはリンパの流れを上手にサポート、血行・新陳代謝をより効果的に促してお肌に透明感を与える美の逸材。島の恵みの天然椿オイルを贅沢に使用できる五島ならではのマッサージテクニックで、うっとりするような美しさとリラクゼーションを手に入れよう。島内にはヘッドスパやフェイシャルトリートメント専門のサロンがあり、またコンカナ王国内のエステルーム・ル・カメリアでは悩みや希望にあわせて多彩なメニューがあるので、まずは部分ケアで試してみるのもいい。しかしその効果は必ず満足できるものなので、ぜひとも全身ケアで思いっきりラグジュアリーな気分にひたっていただきたい。
博多港を深夜に出発するフェリー・太古。五島列島の各島に順番に寄港し福江島へと向かううちに、徐々に夜が明けてゆく光景はとにかくファンタスティック。暗闇の中をいくつもの島の間をぬって進みながら、少しずつ光を迎え入れて世界が目覚めていく様子を船上から眺めていると、空と海が合体してまるで青一色の世界にいるような不思議な感覚に包まれる瞬間がやってくる。やがて光が勢力を増して世界がその姿をくっきりと現し始めても、今しかない変化の過程と流れていく景色は一向に飽きることがないまばゆさ。日中は福江から博多方面に折り返す便や、五島列島の島々を結ぶ複数の航路のフェリー便がある。移動も旅の醍醐味の一つ。船からしか見ることのできない忘れない景色を見に行こう。